「メタファー:リファンタジオ」プレイレビュー!

メタファー:リファンタジオ

『メタファー:リファンタジオ』(以下、メタファー)を最も低い難易度で約40時間プレイし、メインストーリーとサブクエストを一通りクリアしました。

そのうえで感じた魅力と残念な点をまとめています。

なお、本記事にはネタバレが含まれていますので、未プレイの方やネタバレを避けたい方はご注意ください。

私はXbox Game Pass Ultimateを利用し、PC版をプレイしました。なお、現在(2026/6/1~)はGame Passの対象外となっています。


ざっくり評価

項目評価
ストーリー95/100
キャラクター80/100
戦闘システム80/100
UI・UX85/100
ゲームの完成度9.0

1. 良かった点

引き込まれるプロローグ

現実世界のプレイヤーに向けて語りかけられるところから、メタファーの物語は始まります。

「幻想とは何か」「幻想には力があるのか、それとも空虚なものなのか」といったテーマを、冒頭から深く考えさせられます。

ムービー演出も非常に秀逸で、序盤から一気に世界観へ引き込まれました。

本作は一般的なRPGのように主人公へ感情移入するというよりも、メタファーの世界を俯瞰しながら見届ける「観測者」として物語に参加する感覚が強い作品だと感じました。


敵味方を問わない魅力的なキャラクター

本作には、自らの信念を貫く魅力的なキャラクターが数多く登場します。

主人公陣営はもちろん、腐敗した政権を率いるフォーデン陣営や、力による変革を目指すルイ一派など、敵対する勢力のキャラクターたちも非常に魅力的です。

それぞれが明確な思想や価値観を持っており、単純な善悪では語れない人物像が丁寧に描かれています。

フルボイスではありませんが、要所でボイスが付いている点も没入感を高めてくれました。

↓推し♡かわちい


斬新で快適なアクション&コマンドバトル

本作は基本的にターン制のコマンドバトルを採用しています。

しかし、レベル差のある雑魚敵に対してはアクションでそのまま撃破でき、戦闘画面へ移行することなく経験値を獲得できます。

これにより、雑魚戦のテンポが非常に良く、レベリングも快適でした。

ダンジョン探索中もサクサク進められるため、長時間プレイでもストレスを感じにくい設計になっています。

一方で、ボス戦などの本格的なコマンドバトルは、Easyでもかなり手応えがありました。


旅の没入感を高めるカレンダーシステム

ATLUS作品ではおなじみのカレンダーシステムも、本作の大きな魅力です。

近場への移動は1日、遠方への移動は2~3日といった形で時間が経過するため、本当にその世界で旅をしているような感覚を味わえます。

「限られた日数の中で何をするか」を常に考える必要があり、没入感と緊張感を高める優れたシステムだと感じました。


綺麗事だけでは終わらない重厚で現実的なストーリー

本作は単純な「世界を救って大団円」という物語ではありません。

旅を進める中で、敵対勢力の主張にも説得力を感じる場面が多くあります。

そのため、「自分の選択は本当に正しかったのだろうか」と考えさせられることが何度もありました。

他陣営の視点で物語を体験してみたいと思えるほど、それぞれの思想や行動に説得力があります。

プロローグでは幻想の物語として語られますが、実際には社会の矛盾や人間の本質を映し出す、非常に現実的で風刺の効いたストーリーでした。

現代社会を生きる多くの人に触れてほしい作品だと思います。


おしゃれな演出の数々

アニメシーンはもちろん、ローディング画面やメニュー画面など、あらゆる演出がおしゃれに作り込まれています。

UIデザインの完成度が高く、操作しているだけでも楽しく感じられました。

SEやBGMも非常に心地よく、作品全体の雰囲気づくりに大きく貢献しています。


2. 残念だった点

キャラクターモデリングのクオリティが低め

個人的には、最も残念に感じた部分かもしれません。

キャラクターイラストと3Dモデルの印象差が大きく、イラストから抱いたイメージと実際のゲーム内モデルに違和感を覚えることがありました。

特に女性キャラクターはその傾向が強く、ヒュルケンベルグをはじめ、ジュナやユーファ、ベルギッタなどの主要キャラクターも粗さが目立ちます。

比較的イメージの乖離が少ないと感じたのは、主人公、ガリカ、ルイあたりでした。

↓推しだけど2Dと比べると違うよね~?


主人公の存在感が終盤まで薄い

ストーリー上の意図もあるのかもしれませんが、序盤から中盤にかけて主人公の存在感はやや薄く感じました。

むしろストロールやヒュルケンベルグのほうが強い信念を持ち、リーダーとしての資質を感じる場面も多かったです。

終盤になるにつれて主人公の存在感は大きく増していきますが、それまでは「本当に多くの種族をまとめ上げられる人物なのだろうか」と疑問を抱くこともありました。


一部演出をスキップできない

アーキタイプ履修時の演出をスキップできない点は、地味ながらストレスを感じました。

何度も見ることになる演出なので、スキップ機能があっても良かったのではないかと思います。


終盤加入キャラクターの育成が厳しい

終盤に加入するキャラクターの育成は、かなり大変だと感じました。

例えばベルセルクの上位アーキタイプを解放するには、そのキャラクターとの絆ランクを6まで上げる必要があります。

少なくとも6日程度の行動日数を消費するため、ロイヤルアーキタイプまで見据えるとかなり重い条件です。

経験値アイテムによる育成補助はあるものの、システムを理解していないと主力として運用するのは難しいと感じました。


総評

  • ストーリー:現代社会への風刺が効いた重厚な物語
  • キャラクター:さまざまな陣営に感情移入できる魅力的な面々
  • 戦闘システム:高難易度ながらレベリングは快適
  • UI・UX:細かな課題はあるものの、全体的におしゃれで没入感が高い

『メタファー:リファンタジオ』は、RPG好きの方はもちろん、現代社会に生きる多くの人にプレイしてほしい作品だと感じました。

単なる王道ファンタジーではなく、人間社会の矛盾や理想と現実を描いた重厚な物語を楽しみたい方には、特におすすめできる一本です。

↓メタファーここから買ってくれるとうれちいな?チラチラ

©ATLUS. ©SEGA.

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